【備忘録】3mix-MP法に失敗、生活歯髄療法で様子見中

奥歯に疼くような痛みが出はじめ、治る気配がないので、歯医者を久しぶりに受診したのが去年7月下旬。

 

それから、まさか3ヶ月に渡り、「噛むと痛い問題」「神経取る取らない問題」で悩むことになるとは、まさかこの時は思いませんでした。

備忘録です。

 

奥歯の疼くような鈍痛が治らず、ネットで調べて隣町の評判の良い歯医者に初診を取っていったのが7月の下旬でした。

 

その歯医者、口コミが良すぎるくらい良く、HPもしっかりとした感じだったので、「初心の予約がすぐ取れてラッキー」と機嫌よく受診したところ、担当医はそこの名物院長ではなく、まだ駆け出しの若い見習い先生。

 

ちょっとがっかりしたけど、熱心に話は聞いてくれるし、丁寧に診察してくれました。レントゲン撮影後、その駆け出しの先生に、

「深い虫歯ではないですが、詰め物の下に虫歯ができています。詰め物をとって、虫歯を削りましょう」

「神経抜きますか?」

「そこまで深くはないと思います」

とのこと。さっそく詰め物の下の虫歯を削ってもらったんですが、途中から、駆け出し先生が、

「ああ、、これは、、」と唸り始め、

「これは、だいぶ深いです。これ以上削ると神経が露出していまいます。神経を抜くしかないですが、どうしましょう」

と聞かれました。

 

いきなり神経を抜くことを迫られてやや動転しました。

「ええ、そんな深いのか、、」

とショックを受けつつ、

「神経抜くなら抜くで良いんだけど、できれば、この先生じゃなくて熟練した先生にやってもらいたいんだけどな、、」と内心思いました。

どうも、この駆け出し先生、不器用な匂いがするのです。

 

「できれば神経抜きたくないんですが、、」

とジャブを入れたところ

「神経温存の手段として3mix法というのがあります。失敗する確率もありますが、どうしても神経を残したい場合に試すことはできます」

と提案されました。

 

実は、10年くらい前、他の場所の奥歯で3mix法を行い、それ以後問題なく生きている歯があるんですよね、私。

 

そのことを思い出し、

「やったことがあります。ぜひその処置行ってください」とお願いしました。

 

「成功確率はわかりませんが」

念を押されます。

 

「それでも良いです」

ということで、神経抜かない方向で処置してもらいました。

 

ただ。。

その先生、たぶん、3mix法の経験値が少ない。というか、やったことがあまりないんじゃ。。

と、施術を受けながら思いました。

 

ラバーダムつけて、一生懸命やってくれてるんですが、なんとなく、スムーズじゃなくて不器用な感じ。治療途中から、だんだん不安な気持ちでいっぱいになってきました。

 

成功しないんじゃなかろうかと。。(最初の説明から自信なさそうだった)

 

治療が終了し、麻酔がとけた数時間後。。

 

痛い!

 

噛むと激痛!すんごい激痛!

 

処置したばっかりだから。。ね。。と気丈に振る舞うものの、

 

3日後も噛むと激痛。

7日後も。

10日後も。

 

とてつもなく不安になって、実は他院でセカンドオピニオン受けたり、じたばたしたんですが(もし3mixやったあとも痛みが出るようなら、神経抜きますと宣告されているので)、

セカンドオピニオンでも

「もう少し時間が経てば治る可能性もあるし、どうなるかわからない」

という答え。まあ、そりゃそうだわな。。

 

結局、「問題なければ2~3ヶ月後に受診を」と言われているものの、噛んだ際の痛みがまっったく治る気配なし。

 

神経。こりゃあ、抜くしかないのか。

 

この前の歯医者に「痛いんですけど」とのこのこ行けば、100パーセント神経を抜かれる。あの、不器用っぽい駆け出し先生に。。

神経を取る作業って、緻密で結構大変で、処置がうまくないと数年後に、再び痛みが出てきて治療が困難になることがあるっていうし。

 

かなり悩んだまま、刻々と日は経ち

(そのあいだずっと、右の歯だけで食べ物を食べる状態)、

 

家族旅行をした日。とうとう、旅館で出された熱いスープを口にいれただけで、患部の歯にじわじわと痛みが。。。。!!!しかも強烈!数分続くし!

 

これはもう。。。早いうちに神経を抜くしかないであろう。

 

腹は決めました。(このときまで、神経残せたら良いな、と思っていた)

問題は、この治療途中の歯を、どこへ持って行って神経抜いてもらうか。。

 

ネット検索をしていて、歯の神経を抜くなら「精密根管治療」を行う歯医者で抜こう、と決めてました。

自費で10万以上かかるけど、やっぱり、一生のこと。ちゃんとしたところで、神経は抜きたい。神経抜くのに妥協はしたくない!

 

というわけで、信頼できそうな、通える距離にある自由診療専門クリニックに目星をつけ、まずは初診カウンセリング予約。

 

人気のためカウンセリングが、2週間後。

歯の痛みはどんどん深度を増している。

 

カウンセリングが終わったら、今度は治療でまた予約とって。。

果たしてこの歯、持つだろうか。。(時限爆弾を抱えた気分)

 

不安に駆られながらも、なんとか初診カウンセリングの日にたどりつく。

 

そこは、院長先生ひとりでやっているこじんまりした自費診療クリニックで、さきの3mixのクリニックのように「評判が良いからといって受診したのに、院長先生ではない先生が担当」ということにはならないのも、決めてのひとつでした。

確実に腕の良い(であろう)先生にやってもらいたい!!

 

診察の結果「神経までいっているのは間違いない。神経を抜く方向でいきましょう」と。

「はやく抜きましょう!先生!」

という言葉をおさえ、治療の予約とりました。

 

痛みが結構強く出ているために、一番直近で空いている日に予約を入れてもらいました。

 

治療当日。思わぬ選択肢が。。

治療当日。

神経を抜くの初体験。ドキドキするものの、

 

「これで、噛んだ時の痛みからようやく解放される。。」

という嬉しさのほうが圧倒的に勝ってました。

 

診察台に上がり、丁寧にゆっくり麻酔を打たれます。

そして、ギュイーンギリギリギリ、、とどんどん削られていったんですが、治療の途中で先生が

「一旦休憩です」

と言いました。

 

そして

「いま、神経まで切断している途中なんですが、予想していたよりも神経が死んでませんでした。神経の弱っている部分のみ切断し、その上からMTAセメントをかぶせて神経を温存する生活歯髄法という選択肢も、あなたの場合ありそうです。100パーセント成功するとは言えませんし、治療後も数ヶ月は経過をみなくてはいけません。もちろん予定通り、このまま神経を抜いても大丈夫です。どちらにしますか?」

と。

 

思いがけない言葉に、驚きました。

 

ええ。知ってますとも。生活歯髄法。MTAセメント。それ、3mixより効果高そうだし、やりたかったけど、色々探してもやっているところが見つからなくて諦めてたんだよね。

 

 

一瞬迷いましたが、決めました。

 

神経を、残せるチャンスがあるなら残したい!

 

そういうことで、神経は抜かず、弱った神経のみ切断して、その上にMTAセメントで密封してあれこれして、とりあえず今回の治療は終了。

 

「治療後に痛みは出ないはずです」と言われていたとおり、

 

治療終了後、麻酔が切れても、全然歯が痛くない!噛んでも!

数ヶ月ぶりに、あの痛みから魔法のように解放され、本当、泣けました。

 

3ヶ月、ビクビクしながら歯の痛みに耐えた日々を回想して。。

痛みは、人間の何かを奪う。痛みから解放されて、それを痛感しました。

 

こうして、また数ヶ月間は、仮セメントで封鎖した状態で痛みが出ないか様子をみて、痛みが出ないようなら、本格的に被せ物をして治療終了。

経過観察は定期的にしていくようです。

 

もちろん、うまくいったとしても今後、何年後かに痛みが起きた場合には、残念ながら神経を抜くことになります。

 

寿命まで、この神経が持つかどうかは、誰にもわかりません。

 

でも、今回、納得して自分で決めて治療を受けたので、もしそうなったとしても後悔はありません。

 

自費で高かったけど、勇気出して病院変えてみて、よかったです。

 

ちなみに、3mixする前にMTAセメントができたらこんなに削らなくてすんだかもねーと言われました。が、なかなかその処置をしてくれる歯医者を探すのは難しかったから仕方ないですね。