腑に落ちる瞬間を迎えて下された決断は、大体後悔しない

昔、すごく印象に残った職場での出来事があって、

 

一緒に働いていたマダムが、お子さんの進学や親御さんの介護、遠方の実家の山の測量

(よくわからないんですが、地主みたいなご実家で、持っている山を売り払うために色々土地の調査をしていたとかいう話だった気がします)

 

とかで、仕事外で動きまわらなきゃいけないことが山積みで、職場でもずっとその悩みや愚痴を言っていて大変そうでした。

 

でも、なかなか仕事を辞めるという決心がつかないようで、長い間愚痴を言いながらもマダムは仕事を続けていました。

 

だけどある朝、マダムは出勤するとその足で机に座っていた上司につかつか歩み寄り

 

「あたし辞めますわ!」

と高らかに宣言しました。

 

退職の話って、もっとコソコソするもんだという暗い先入観があった私は、その(明るい表情で退職宣言するマダム、驚愕する上司)現場を目撃してびっくりしたんですが、その後のやりとりにもさらにびっくりしました。

 

上司に理由を聞かれたマダムは

 

「腑に落ちたんで、辞めます。優先順位つけられました」

 

とはつらつと言うと、すっきりした顔で仕事を始めました。

 

 

「腑に落ちた」?が理由ってすごいなと感心したんですが、

私もマダムの歳にちょっとずつ近づいてきたので今は理解できます、

 

もうねだんだん、自分の感情や背景をことこまかに説明するのとか、ただただ面倒くさくなるんですよね。

 

もう辞めるんだから

「腑に落ちた」

 だけで全然いいんですよ!

 

腑に落ちる瞬間まで、きっとマダムは色々長い時間かけて悩んで、

でもなにかのきっかけか瞬間に、ふと本当にいろいろな優先順位がパッと見え

「腑に落ちた」んでしょう。

 

このときマダムから(勝手に)学んだことは

 

「色々悩みもがき、何も前に進まないようなトンネルの中にいても、必ず自分の中でぱっと腑に落ちる瞬間がやってくる」

 

そして

「腑に落ちる瞬間が来たら、それは決断を下すベストタイミング」

 

の二本立てです。

 

マダムは仕事をすぱっと辞めてから、そういう家族の色々に専念する時間を過ごし、

その後いろいろ落ち着いてから、再就職したと風の便りで聞きました。

マダムにとって、大事な家族を中心に考えた、一番後悔しない時間の使い方ができたんじゃないかと勝手に思っています。

 

考えてみると私も、

「あ、これでいいのかもしれない」

とふっと腑に落ちた感じで下した決断は、だいたい後悔していないです。

 

就職にしろ、結婚にしろ、転職にしろ、なんにしろ。

 

というわけで、春は卒業や就職、進学、転居、いろいろある季節ですが

決断って大変ですが、自分が納得する感じで迎えられたらいいですね(何目線?)。

 

次は、私が人生で唯一、良かったか悪かったかよくわからなかった決断について話そうかと思います。

 

 

 

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